あれから1年たちました

3ヶ月放置。まあ、それはともかく。
俳句に手を染めてから、1年たった。
さすがにずぶの素人の時に比べればいくらか上達はしたと自分では思っているが、それも1年分の上達でしかない。当たり前だけど。
しかし、ここに来て、だんだん壁のようなものが見えてきた気がする。それはいわばガラスの壁であって、向こう側を見ることはできるのだけど、向こう側に行くことができない、そういう壁である。
1年勉強してもなお、未だに私の句は「説明的」「当たり前」と評されることが多い。この二つは俳句においてはいわば禁忌であって、それをやりたきゃ散文に行きなされというダメ出しである。
どんな句が説明的でなくて当たり前でなくて、いわゆる「いい句」であるかというポイントは、自分なりに理解し始めているとは思う。だが、哀しいかな、自分の作句力がそこに届かない。ポンとひねった句はいつまでたっても説明的で当たり前だったりする。それが自分でわかってしまう辺りが、一層哀しい。
ガラスの壁の向こうにある俳句の領域は見えているし、理解できる。なのに、自分はその壁を越えることができない。実に、実にもどかしい。


ここはひとつ、「駄句製造機」になることを覚悟せねばならないのだろうか。とにもかくにも作句をして人に見てもらうことで、崖から突き落とされながら壁を越える力を身につけていくしかないのだろうか。
ぶっちゃけた話、自分の句にダメ出しされるのはつらいし、恥ずかしい。できることなら、こっそりと練習をして、いきなりうまくなった姿を見てもらいたいと思う。だが、そう簡単にはいかないらしい。


というわけで、ここまで書きながら私は覚悟を決めた。1周年を機に、私は駄句製造機になることにしよう。とにかく句を作って、叩かれて、強くなろう。そうすれば、いつか必ずガラスの壁を越える力がつくに違いない。そう信じて。
あー、でも、ここで句を出すことはしません。mixiの日記の方でやることにします。mixiのアカウントをお持ちで、かつ下らない句を読んでぶっ叩いてみたいと思う酔狂な方がいらしたら、こちらからご覧下さい。
では、どうぞよろしく。