2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

読み手に労力を求める文学

俳句という文学は時として読み手に専門的な知識や読解能力を要求する、というところまで書いた。 データ圧縮の例で言えば、高度に圧縮されたデータを展開するためにはクライアント側にも相応のマシンパワーや展開用の専門ツールが必要になる、ということにな…

鑑賞するための能力

まず、先日書いた「季が動く」話の続き。 >>蛍光灯唄ふごと点き冬浅し 藤田湘子 という句における季語の斡旋について説明してほしいと書いたのだが、これは句をしっかり鑑賞することで自己解決できてしまった。 蛍光灯が、唄うようなリズムで点滅してから点…

季語の効用

とうとう俳句雑誌なるものを買ってしまった。角川俳句12月号。特集の「文語文法、基礎の基礎」というのが読みたくて。相方に見せたら「本気?」と半分呆れられてしまった。いいじゃないか、四十前で俳句にはまっても。 閑話休題。 先日の「季語の斡旋」のと…

「季語の斡旋」って、なに?

俳句の入門書を読んでいると、「季が動く」というのはよろしくない、と書いてある。 要するに、季語とそれ以外の部分との関連性が薄く、季語が別のものに変わってもいくらでも意味が通る状態のことを「季が動いている」というらしい。 で、俳句関係のサイト…

プログラミング的俳句観

生業がIT関係なせいか、句を作ったり鑑賞したりするときについ「そっち」方面の感覚で考えてしまうことがある。というか、俳句はある意味プログラムに似ていると思うのは私だけだろうか。 ショートコーディング 最近プログラマの趣味的な領域でたまに見か…

自らと戦う日々

現代俳句協会のインターネット句会に参加しようと、会員登録をしていたのだが……20日締めということを知らず、投句が間に合わなかった。今日になってメールで選句の知らせが来て、自分のヘマに気づいた次第。ああ、なんてこった。 それにしても、メールで送ら…

煮詰まっている

気がつけば10日ぶりの更新。平日は書いてる暇がない上に、気がつけばなぜか句を練っている。歳時記と句帳代わりのAdvanced/W-ZERO3[es]を持って、ああでもないこうでもない、と考えているうちに深夜になってタイムオーバー。はたしていいことなのか悪いこと…

この日記を始めた理由

この日記を始めたのは、俳句を勉強するにあたって考えたこととかを記録していくため。 それと、浮かんだ句の発表の場(というにはあまりに場末だが)にするため。 書きためていても、人の目に触れないのでは腐る一方だから、せめて誰かに読まれる可能性があ…

はてなダイアリーは敷居が高い

結局デザインを替えた。この方がシンプルでいい。にしても、はてなダイアリーはクセが強い。 はてなの住人には論客が多いが、それは「はてな記法」を容認・活用できるだけの論理的な思考形態を持っている人たちだからなのだろう。いわば、はてな記法がはてな…

とりあえず開いてみた

はてな記法とやらを覚えなければならない。 デザインも、もう少し手を入れたい。タイトルのフォント、どうにかならんもんか。 まあ、今日は開いただけ。少しずつ手を入れていこうか。 と言いながら、我慢できずにスタイルシートをいじって夜が更ける。 夜な…