俳句

久々の目白句会

今日は「豆の木」の目白句会に行ってきた。 たしか、1月2月と参加していなかったはずだから……ええと、とにかくかなり久しぶりである。 例によって、いつもどおり席題8つを3ラウンド、どうにかこなしてきた。 今回は2ラウンド目でひとつ高得点句が出たも…

打たれ弱い。

また3ヶ月放置。まあ、今さら弁解する気もないが。 さて、前回の記事で というわけで、ここまで書きながら私は覚悟を決めた。1周年を機に、私は駄句製造機になることにしよう。とにかく句を作って、叩かれて、強くなろう。そうすれば、いつか必ずガラスの壁…

あれから1年たちました

3ヶ月放置。まあ、それはともかく。 俳句に手を染めてから、1年たった。 さすがにずぶの素人の時に比べればいくらか上達はしたと自分では思っているが、それも1年分の上達でしかない。当たり前だけど。 しかし、ここに来て、だんだん壁のようなものが見えて…

季語は厳粛であるべきです

発信箱:夏と秋の原爆忌=広岩近広夏と秋に、それぞれ「原爆忌」という季語があるという話題。もちろん、前者が広島で後者が長崎なのは言うまでもないのだが、たしかにややこしいのも事実。ちなみに、手元にある角川の文庫版「俳句歳時記 第4版」では、夏と…

目白句会

先週の土曜日、「豆の木」の目白句会に参加してみた。 木曜句会と何が違うかというと、木曜句会が兼題であるのに対して、目白句会は全部席題なのだ。8つの席題で30分即吟、しかもこれを3ラウンド行なう。もはや句会というか、俳句のサーキットトレーニングで…

木曜句会再び

「豆の木」の木曜句会に、また参加してみた。 前回は身構え過ぎて緊張しまくって無我夢中のうちに終わってしまったのだが、今回は2回目ということでずいぶんリラックスして臨むことができた。何より、句会として楽しむことができたので、とりあえずは満足で…

基本を忘れずに

先週の木曜句会に出てから、どうも調子がよくない。 原因が何かは、だいたいわかっている。 無理に詩的な表現や受けを狙おうとして、失敗しているのだ。例えば、こんな感じ。 陶枕や覚めやらぬ夢のひと滴 自分で言うのも何だが、ベタベタである。「夢のひと…

木曜句会

葉月さんのお誘いを受けて、「豆の木」の木曜句会に参加してきた。 正直なところ、「豆の木」なんて自分のレベルでは到底届かないところだと思っていたので、内心戦々恐々であった。 今回のお題は「苔の花」「脚」「袋」「梅雨」「囲碁」「漢字」「タオル」…

第36回熱刀句乱舞

昨日は「蛮の会」の句会である「熱刀句乱舞」に参加してきた。3月以来だから、3ヶ月ぶりか。さて、先週現俳協の句会で散々な目にあった分を取り戻せるかどうか。 まずは、投句と頂いた点数の結果から。 初防衛の3カウント虹立ちぬ 2点 相対性理論玉砕昼…

いきなり仮想吟行

毎月第2土曜日は、現俳協の土曜句会の日。 というわけで、3ヶ月ぶりに現俳協事務局を訪ねたのだが……何だか、妙に人が少ない。 どうも様子がおかしいので、顔見知りのKさんに尋ねてみたところ。 「みんな、食事してますよ。今日は小石川植物園に吟行に行っ…

中曽根康弘氏の俳句に突っ込みを入れる

中曽根元首相:卒寿、2冊目句集 「埋火は赫く冴えたるままにして」 中曽根康弘元首相は27日、90歳の誕生日に合わせ、俳句集「中曽根康弘句集2008」を出版し、東京都内で発表会見を開いた。旧制静岡高校在学中から最近までの461句を収録。首相在…

基礎を固める

実は、1週間ばかり入院をしていた。 軽い腸閉塞ということで、入院当初はかなり症状がつらかったのだが、軽快するにつれて本を読むとかできるくらいの余裕もできるようになった。 で、その病床で読んでいたのがこの本。あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか…

春を惜しむ

かれこれ約2ヶ月ぶりの更新だ。 3月、4月と仕事があまりにも忙しく、とても俳句にまで頭が回らなかった。 仕事も一段落し、連休に入ったこともあって、ようやっと気持ちに余裕が出てきたので、久しぶりにこちらに記事を書いている次第。 気がつけば明日は…

現俳協の句会に行ってきた

気がつけば、1週間以上も更新が停まっていた。仕事があまりに忙しくて、こちらまでとても手が回らなかったのだ。 俳句の勉強も全く進まない。電車に乗っても、呆然としているか寝ているかのどちらか。まったく、困ったものである。そんな中、昨日は現俳協の…

作業的兼題対策メモ

本当にメモ程度。 ここでは、兼題が季語ではない場合のみ扱う。兼題が季語である場合は多分別の方法論が必要。 1.兼題の言葉が体言なら用言、用言なら体言を合わせる。できるだけ詩的な組み合わせの方がよい。 2.さらに言葉を継いで、1.で出来た言葉の…

乱れている

最近、やたらと受け狙いの句を作るようになってしまった。 たとえば、昨日mixiのコミュに投稿した句。 電柱の陰に怪盗チューリップ 作った時はいけると思ったのだが、改めて見るとこれはどうなのかと。面白いを超えて、もはや「変」な句である。どうも羽目を…

はじめての句会

「熱刀句乱舞」という句会に参加してきた。私にとっては、生まれて初めての句会である。 句会とはどういうものか、ある程度下調べはしていたのでシステムとして戸惑うことはなかったが、実際に参加して選句・鑑賞・批評をしたりされたりというのは、実にスリ…

意味ではなくイメージを

言葉の意味を追うのではなく、言葉によって作られるイメージを追う。 言葉の意味ではなく、イメージによって俳句を構成する。 しかも、足し算ではなく、掛け算で。 これを、頭で考えてるうちは、ダメなんだろうな。

私の弱点

寝る間際だったのだが、ふと気づいてしまったのでメモ代わりに。 どうして私の作る句には「飛躍」がないのだろう、と思ったら。どうやら、私は句を作る際に頭の中でひとつの映像を作ってしまうようなのだ。 映像がひとつということは、その映像以外の要素は…

作句する上で大事だと思われるポイント

あいかわらずスランプ。 ちょっと頭が混乱してきたので、自分なりに作句のポイントをまとめてみた。 「視点は主観的に」「表現は具象的に」 「発見」「飛躍」「詩情」「驚き」 「説明的にならずに」「思い込まずに」 「瞬間を切り取る」「長くて5秒」 「言…

相性の問題?

どうも、自分は春の季語と相性が良くないらしい。 明るくて開放的な雰囲気あふれる春の季語が、どうにも性に合わないようだ。歳時記を読んでいても、どうにもイメージが湧かない。むしろ、暗くて寒くて厳しい感じの冬の方が、なんぼか詠みやすい気がする。 ……

2月の不調

退院しても、すぐに社会復帰できるというものではないので、現在は自宅で静養している。 環境も変わり、ようやっと句を作れそうな状態になったのだが……これが、なかなかうまくいかない。入院前にmixiでバリバリ投句していた時の調子が戻ってこないのだ。どう…

記念すべきこと

掴むもの無くて寒夜に沈みたり 独楽 mixiのコミュニティで投稿したこの句を、管理者の人がほめてくれた。 自分が作った俳句を他人にほめてもらったのは、生まれて初めてのことである。素直にうれしい。 実はこの句、最初は 見上げたる夜の底にて寒に入る と…

相方のひと言

mixiに「俳句まみれ」というコミュニティがある。 そこでは毎日ひとつお題が出て、それに対して参加者が投句をするというシステムになっている。まさに「毎日が句会」である。 で、そこで先日出たお題が「明」だった(題は季語とは限らない、というか季語で…

スランプ。

四日、仕事始め、初電車。季語には困らない1月4日であったのだが。 どうにも冴えない。いい句が出来ない。どうひねっても出てこない。 月並みな超安全牌な句はできるのだが、そこから先に発展しない。自分でわかってて言うのも何だが、 発見がない。 飛躍…

1点ゲット。

年明けの1月1日午前0時ちょうど、私に届いたメールは友人からの「あけおめ」メール……ではなく、現俳協のネット句会の結果発表だった。どうやら自動で点数を集計、配信する仕組みらしい。ハイカラなことだ。 それはさておき、発表された高得点者の句を見る…

詠むために読む

俳句という詩は、半分くらい読者の想像力に助けられているのだと思う。 何気なく詠んだ句でも、想像力豊かな読者が都合良く解釈してくれれば名句にもなってしまう。そういう危うさが、俳句にはあるのではなかろうか。 ぶっちゃけた話、全く同じ句を詠んでも…

自分をもっと深く掘れ

というタイトルの本がどこかにあったような気がするが、まあそれはさておき。 最近思うのは、「何かに感動することがあっても、その正体が何であるかを見つけ出すのはものすごく難しい」ということ。 例えば、「ああ、綺麗だな」と感じた時に、それが対象の…

昨日の投句

mixiコミュに投句したもの。 惑星の冬の側にて欠伸する 独楽 自分ではちょっと気に入っている。 時間がないので今日はこれだけ。

恥の上塗り

mixiのコミュに投稿した句だが、ここにも書いておくことにする。クリスマスの2句追加。 クリスマス恥じらいつつも赤帽子 独楽 電飾消えて今年の聖夜終わりたり 独楽