1点ゲット。

年明けの1月1日午前0時ちょうど、私に届いたメールは友人からの「あけおめ」メール……ではなく、現俳協のネット句会の結果発表だった。どうやら自動で点数を集計、配信する仕組みらしい。ハイカラなことだ。
それはさておき、発表された高得点者の句を見ると……私の句は無い。まあ、当然と言えば当然か。初参加でいきなり高得点をもらえるなんて、そんな甘い話はないだろう(ちょっとは夢見ていたことは白状する)。
だが、その高得点者の句を見ていると「え、こんなんでいいの!?」というものがいくつもあって、正直首をかしげてしまった。どれとは言わないが、こんな薄っぺらい句に負けたのか……とか思うと、少しやりきれない気分になってくる。
ちなみに、現俳協のネット句会は参加者200人強で、「高得点」とされる人は5点以上、最高得点者でも10〜15点程度である。最も良いとされる句でさえ、支持しているのは参加者の1割以下ということになる。はたしてこれは、統計的に見て有意な結果であるのだろうか。私は統計論には詳しくないので検証することはできないが、何となく疑わしげに思えてしまう。
とは言いながらも、自分の投句に1点つけてくれた人がいたのがわかると、それはそれでちょっとうれしかったりもする。まったく、人間とは現金なものである。
それにしても、ネット句会とはこういうものなのだろうか。もっと高いレベルでげしげしとぶつかり合うようなものを想像していたのだが……。

俳句とはややこしきもの初日記   独楽