はじめての句会

「熱刀句乱舞」という句会に参加してきた。私にとっては、生まれて初めての句会である。
句会とはどういうものか、ある程度下調べはしていたのでシステムとして戸惑うことはなかったが、実際に参加して選句・鑑賞・批評をしたりされたりというのは、実にスリリングかつ面白いものであった。
参加者はみんなベテラン、一方で私は初心も初心。当然のことではあるが、自分はまだまだ未熟であることを思い知らされた。投句した作品の出来はもちろんだが、俳句を読む能力がまだまだ足りない。選句の段階ではピンとこなかった句が、他の方々の評でようやく意味がわかるということが多々あって、ひそかに恥じ入るばかりであった。
まあ、それでも収穫はあった。今回は兼題2句に雑詠2句の計4句を提出したのだが、とりあえず全部の句で点を頂くことができた。それがたとえ1点であっても、点が頂けるのはうれしいことである。初めてにしては悪くない結果かもしれない。
今回の句会では「こうでなければならない」という指導めいたものが全く無かったので、非常に自由な雰囲気で話し合うことができた。俳句世間には主宰ががっちりと思想を固めている句会もあるということだが、ぶっちゃけた話そういう縛りの厳しい場は苦手なので(笑)、良い句会に参加できてよかったと思っている。
とにかく、今日は勉強になった。これからも積極的に句会に参加して、自分の俳句を磨いていきたい。