人事句と川柳の境界線とは

しこたま残業をしてヘロヘロになって帰ってくると、句を練ろうという気にもならない。
十七音をひねってみても、頭が抒情とは程遠い状態なので、サラリーマン川柳のようなリアルな侘びしさばかりが出てしまう(苦笑)。それはそれで句にまとめることができればいいのだろうけど。
にしても、人事句と川柳の境界線は、どの辺にあるのだろう。例えば、今日帰りの電車の中で作った句。

年忘れ明日の仕事も忘れけり   独楽

これは俳句だろうか、川柳だろうか。
作った当人としてはできれば俳句としたいところなのだが、「川柳は人の営みを詠むもの」という認識もあって、そう考えるとこれはかなりグレーゾーンなのではないかと。はたしてどうなのだろう。
ひとりで考えてもよくわからないので、今日はもう寝る。